長倉洋海写真展『アマゾンへ アユトン・クレナックとともに』 ベレン(ブラジル)開催のご案内
- と き:2025年12月18日~2026年2月22日
- ところ:Centro cultural banco da Amazônia(ブラジル・ベレン市)
2023年秋のブラジル・サンパウロ市開催から、リオデジャネイロ、ブラジリア、ミナジェライス、フォルタレザへ巡回された長倉洋海写真展『アマゾンへ アユトン・クレナックとともに』(原題:Hiromi Nagakura até a Amazônia com Ailton Krenak)。
2025年12月18日から2026年2月22日まで、6都市目のベレンにて開催されます。
アマゾニア・ジャーナルによるプレスリリース(PDF ブラジル・ポルトガル語、英語表記)
※ブラジルで12月から開催されるベレンでの写真展『ナガクラヒロミ展、アユトン・クレナックとアマゾンをいく』の開催に合わせて、主催者であるトミエ・オータケ美術館とアマゾン銀行が作成したもので、展示の内容とその意義が書かれています。記事中で、アユトンの「長倉洋海はサムライだ。彼の剣はカメラである」という書き出しから始まる記事は、長倉洋海について、また一緒に訪れた五つの地域の先住民たちについて語っています。


2年間の巡回展で50万人以上を動員
当写真展は2023年の秋からスタートし、開催各地でブラジルの人々の関心を集めてきました。
今回は、今年11月にCOP30が開催された都市ベレンでの開催。
各会場ごとに大変素晴らしい趣向を凝らした展示が続き、ブラジルという国の文化的な力を力強く感じます。ベレンでまたたくさんの方々にご観覧いただけることでしょう。
年明けの会場でのイベントには、長倉も現地へ赴き、参加予定です。
会場
長倉の著書『鳥のように 川のように』
1998年に出版された長倉の著書『鳥のように 川のように』。(詳細はBOOKSを参照ください)
アユトン・クレナックとのアマゾンの旅は、自然や大地と語り合う人々の生きる姿を通して、今現在こそ私たちが真摯に受け止めなければならないメッセージに溢れています。
世界はたくさんの問題、争いを抱え、そして、地球そのものも今まさに危機に直面していると言えます。
地球は人間がいなくなっても困りません。
地球がなくなって困るのは人間であるということ=「人間のための地球ではない」という意識は、まさに先住民がこれまでずっとしてきた「生き方」。
SDGsという言葉以前からそのことを精神的に大切にし実践してきた人々こそが、最も危機に直面している現状があります。
ブラジルまではなかなか行くことが叶わないと思いますが、この機会にぜひ再び、長倉とアユトンの旅に思いを馳せていただければと思います。
また、アユトン・クレナックの著書『世界の終わりを先延ばしするためのアイディア』(2022.4月日本語版発刊/中央公論新社)も、ぜひ併せてご一読ください。


