【2005年 7月報告】
| 3月21日から4月3日のあいだ、本会代表の長倉洋海がアフガニスタンへ渡航し、山の学校への2回目となる公式訪問を行いました。今回は支援状況の確認や今後の支援方針の話合いといった毎回行うことのほか、特に運動場用地の取得と「識字教育」支援について進展がありました。以下に詳細をご報告します。 |
| ▼先生の給与をベースアップ アフガニスタンでは1ヶ月の生活費は田舎でも100ドル程度かかる。「山の学校」では、政府からの給与月額20 ドル+会の支援20ドル。そのような背景の中、サフダル校長たちから給料を上げてほしいと要請があった。 日本から支援物資を送って輸送費に高いお金をかけるより、教員に給与を 払うなり必要な物は現地で買って届けることの方が、結果的にはアフガニスタンの復興支援につながると判断。現状一人20ドル(中学校教師は30ドル)の月給を、一律20ドル上げてきた。今後は、絵本の読み聞かせや、体育、音楽なども指導できるよう教員の人材育成が大切である。 |
| ▼以下の物資を提供 |
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・バドミントンセット |
| ▼運動用地確保について |
| 現在、「山の学校」には校庭がなく、子どもたちは整地されていない山の 斜面や道路などで遊んでいて大変危険である。今後の支援活動の柱の一つ として、校庭となるスペースを確保するべくリサーチを進めている。 土地をレンタルするのか買い取るのかについては買ったほうが良いという意見が多い。混乱が続くアフガニスタンの現状ではレンタルの契約は突然反故にされる可能性がある。 そのため、土地を買い取る方向で、交渉を現地の人の間で進めてもらう。一年以内に購入し、村人たちの協力を仰いで土地の整地を進め、来年の訪問までに整地が終わっていればベストである。 |
| ▼中学校について |
| 現在、小学校の教室の午後の空き時間で、中学校1クラスの授業を行っている。参加しているのは女子生徒のみで、男子生徒は下の町の中学校まで2時間かけて通っている。 下の町まで通う男子生徒たちの通学の足を確保してほしいという要請があったが、現時点では「山の学校の会」の車をその用途にも使用するのは難しい。しかし、今後の検討課題の一つとしていく。 |
| ▼識字教育について |
| アフガニスタンでは、たとえ家から近くても自分の村落の外にある場所に 女性が通うことは、社会通念上できない。現在、「山の学校」があるポーランデ地区には、ドイツのNGO「オッファリン」が行っている識字教育の会場が4ヶ所ある。しかし、各村ごとに識字教育を行うには、会場をあと2ヶ所設けなければならず、現時点では通えない女性たちがいる。 そのような背景のから、本会はオッファリンと共同で新たに2ヶ所会場を創設し、識字教育の支援をすることに決めました。その2ヶ所は「山の学校」の子どもたちが住んでいるところから比較的近い場所に開かれる予定。 長い戦乱や家庭の事情などで、就学する機会を逸したまま成長した子どもや女性たちが、少しでも教育を受けられるようになればと期待している。 |